開幕まであと6日となった大阪・関西万博。
6日、着火すれば爆発の恐れのある濃度のメタンガスが検知され、地下の換気が行われるなど対応に追われました。
開幕が迫る中、4日から6日まで、本番に向けたテストランも実施。
課題が浮かび上がってきました。
テストランでは、会場の入退場やパビリオンまでの誘導などを確認。
倍率約9倍の抽選で当選した大阪府民4万人も参加し、パビリオンや飲食店など会場の雰囲気を楽しみました。
テストラン参加者:
この大屋根リングがすごく迫力があるので、まずここを歩きたい。
思いっきり楽しんだ後に気になるのは万博グルメ。
街からは「豊洲市場とかそれぐらいするから妥当な金額かなと思うけど、日本人からするとちょっと高いというか…」といった懸念が。
万博限定で食べられるものの中には、高級志向の物も。
究極のえきそばは3850円。
松阪牛の焼きしゃぶをトッピングした和牛すき焼き餃子は2300円。
テストランに参加した専門家によると、こうした万博グルメ以外にも通常メニューが用意されているといいます。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん:
値段が高いものも多くあるのも事実ですけど、1000円以下で食べられるものというのも一定数ある。
多くの人が参加したテストランだからこそ見えた課題も。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん:
今回はやはり感じたのが混雑だと思います。9時ちょうどぐらいにゲートの前に着きましたが、入場まで約50分かかりました。
今回の万博は、事前にネット予約を済ませる「並ばない万博」をコンセプトに掲げています。
しかし、テストランでは1時間近く並ぶことに。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん:
これからゴールデンウィークを明けてくると30度を超えてくる。1日これから10万人以上が万博の中に入ることになった時に、この待ち時間の問題はしっかり解消しなければいけない大きな課題。