「森友学園」の文書改ざん問題をめぐり、自殺した財務省職員の妻が開示を求めていた資料の一部が4日、初めて妻に手渡されました。
大阪・豊中市の国有地が8億円以上値引きして学校法人「森友学園」に売却された問題では、財務省が関連する公文書を改ざん・破棄していました。
財務省近畿財務局の職員だった、赤木俊夫さん(当時54)は、この改ざん作業を強いられ、自ら命を絶ちました。
赤木さんの妻は、内部資料の公開を求めたものの国に「不開示」とされましたが、裁判を経て開示が決まり、4日、資料の一部が妻に手渡されました。
赤木さんの妻・雅子さん:
死ななくてもよかったのにねと言ってあげたい。
財務省は、1年間かけて17万ページに及ぶ資料と電子データを開示する方針です。