山梨県で、猛スピードでセンターラインをはみ出し、対向車線を逆走するバイクがカメラに捉えられた。前方の車が慌てて避けるほどの危険な走行に、ライダーは「楽しい気分が台無し」と怒りをあらわにした。さらに、富山市では超低速で逆走する車も確認されている。高齢男性の運転手は危険を指摘されても気づかない様子だったという。
ツーリング中に逆走ライダーの危険運転を撮影
山梨・道志村で23日午後4時頃、ツーリングをしていたライダーが撮影したのは、楽しい気分が一転し台無しになる瞬間だった。
突然、猛スピードで現われたバイク。“逆走追い抜きライダー”だ。
その危険な運転に、前方の車が慌てて避けていた。
現場は、神奈川県と山梨県をつなぐ人気のツーリングスポット「道志みち」だ。
実は、危険な運転は撮影者のはるか後方から始まっていた。
対向車が来る可能性は考えていなかったのか、“逆走追い抜きライダー”は撮影者の車を含めて4台もの車を追い抜いていた。
逆走を目の当たりにしたライダーは、「線（センターライン）をはみ出しての追い越しは禁止されているところですよね。楽しい気分が台無しになってしまいますし、こうした危険なことはやめていただきたい」と話した。
ノロノロと逆走する車にドライバー困惑
一方、富山市で14日、こちらでは猛スピードとは対照的に“ゆっくり過ぎる”危険な逆走車が撮影されていた。
対向車がいてもお構いなしに、我が物顔でノロノロと逆走を続けていた。ウインカーは出していたものの、右の道は工事中で進入できなかった。
撮影者は逆走を知らせようとした際、運転手と目が合ったという。
また、撮影者は「クラクションを鳴らして教えてあげようと思ったが、『私は右に行きたいんや、分かってるわ』というように手で指示された」と語っている。
さらに運転していたのは80代くらいの男性で、自分の間違いには気づかず、むしろ怒っているようにも見えたという。
（「イット！」 3月28日放送より）
