大阪府警は、大阪市北区にある店など5店舗でインターネットカジノによる賭博をさせた常習賭博の疑いなどで店の幹部ら男女40人以上を検挙したと発表した。

常習賭博の疑いで逮捕されたのは、大阪市にあるインターネットカジノ店「DOUBLE」の幹部・久井遊紀容疑者(43)で、このほか常習賭博や賭博の疑いで店の従業員や客40人が逮捕された。

久井遊紀容疑者
久井遊紀容疑者
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■ポーカーやスロットなどをさせて「常習的に賭博をさせた」疑い

久井容疑者ら店側の容疑者は、2024年8月上旬から2025年1月18日までの間、大阪市内にあるインターネット賭博店「DOUBLE」や「JACK」など5店舗に設置したパソコンで、インターネットカジノのポーカーやスロットなどのゲームを客にさせて、常習として賭博をさせた疑いがもたれている。

府警はこのうち24人について釈放し、久井容疑者ら17人を検察庁に送致した。

大阪府警の捜索
大阪府警の捜索

警察は19日、「DOUBLE」を含むインターネット賭博店5店舗や関係先を300人態勢で一斉に捜索していた。

店内で客はポーカーやスロットなどのゲームに現金で購入したポイントを賭けていたとみられ、店からは現金およそ5300万円や賭博に使われたパソコン55台などが押収されている。

大阪府警は久井容疑者らの認否を明らかにしていないが、久井容疑者らの幹部が暴力団や「トクリュウ」(匿名・流動型犯罪グループ)とつながりがあり、売上金が暴力団に流れているとみて実態解明に努めている。

関西テレビ
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