愛知・名古屋市の北警察署で15日、非行集団の解散式が行われた。参加した少年らは春日井市を中心に活動してきた非行集団「PR連合」の解散を自主的に決め、警察に申し出たという。

「これからは真っ当な生活を…」解散決意した少年たち

「少年起立!」

警察官の声と共に一斉に立ち上がった少年たち。非行集団「PR集団」の解散式だ。

決意表明をする少年の1人
決意表明をする少年の1人
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「本日をもって『PR連合』を解散します」参加した少年の1人が、解散を宣言した。

PR連合とは、愛知・春日井市を中心に活動してきた非行集団で、鉄パイプのようなものを使い高校生ら5人を暴行するなどの疑いで、これまでに16人が逮捕されている。

自ら解散を決めた少年たち
自ら解散を決めた少年たち

今回の解散は少年らが自主的に決め、警察に申し出たものだった。

参加した少年は、「これからは親や周りの人に迷惑をかけることなく真っ当な生活を送り、人の模範となることを誓います」と決意を述べた。

今回の解散式には、メンバーのうち16歳から18歳の5人が参加した。

参加した少年は、「おかしかったなって。人を殴ってたんで、おかしいなって」と過去の自分を振り返る。

新たなスタートを切った少年たちに、今後の目標を聞いてみると、「真面目に生きたい。経済を勉強して社長になりたい」と答えた。

今回、解散式の場を提供した警察署の署長は少年らに、「人の気持ちがわかる人になって欲しい」とメッセージを送った。
(「イット!」 12月16日放送より)

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