女優・吉永小百合さんの夫で、フジテレビの元ドラマ監督の岡田太郎さんが9月3日、胆のうがんのため亡くなった。94歳だった。
妻の吉永小百合さんが直筆でコメント
13日午後、妻の吉永小百合さんが、直筆でコメントを寄せた。
夫、岡田太郎は昨年12月に胆のうがんと診断され、化学療法の治療を受けていましたが、転移もあり、症状が進んで、他界致しました。
病気に対しては、回復をめざして常に前向きでしたが、9月3日、94才で永眠いたしました。大往生だと思います。
私は地方での仕事を終え、病院に駆けつけ、傍に寄り添って看取ることが出来ました。
生前の皆様のご厚情に深く感謝し、心からの御礼を申し上げます。
吉永小百合
岡田太郎さんは1930年、東京で生まれ、1958年にフジテレビに入社。
芸能部として勤務し、数々のドラマ制作に携わった。
1964年には、吉永小百合さん主演の映画のドキュメンタリー番組を制作。
その2年後にも、吉永さん主演のドラマ「また逢う日まで」の制作に携わった。
1973年に15歳差で結婚
そして1973年、当時28歳だった吉永さんは、15歳差の43歳の岡田さんと結婚。
結婚記者会見の岡田太郎さん(当時43、1973年8月)：
結婚式をいたしました。したがいまして、ただいま現在、岡田小百合ということになりました。
私の妻でございます。よろしくお願いします。
ーーきょうのお式でいただかれた結婚指輪をちょっと見せていただけますか。
……。
ーー岡田さんは、指輪ははめていらっしゃらないんですか？
はめておりません。
ーーどうしてですか？
特に理由はありませんけれども、あんまり形にこだわるよりは、彼女にはプレゼントしたいと思いました。
吉永さんの両親は、結婚に大反対し式に参列せず、 当時のフジテレビプロデューサーの自宅で行われた異例の結婚式となったことが、各メディアで報じられ、大きな話題となった。
葬儀は、すでに家族葬で営まれ、後日、お別れの会を予定している。
（「イット!」9月13日放送より）
