能登町では7月の「あばれ祭」に向けて地元の住民が大松明(おおたいまつ)に使うアテの木を切り出す作業を行いました。

「あばれ祭」は能登のキリコまつりの先陣を切り能登町で毎年7月に行われます。

神様は勇ましいことを好むとされ、みこしを海や地面に激しくたたきつけ暴れ回るのが特徴で県の無形民俗文化財に指定されています。

3日は地元の住民およそ120人が集まり祭りに使う大松明(おおたいまつ)用のアテの葉およそ1200束を山から下ろす作業を行いました。

地元の人:
「もう祭りやなって気分が上がりますわ」
「地震はあったけど、祭りをして生きる活力にでもなればなと思います」

能登町では地震で神社などが大きな被害を受け、「あばれ祭」を開催するかどうか意見が分かれましたが、地域を元気付けるために開催することを決めました。

時長大和さん:
「生まれ育ってきてあって当たり前のものなので、賛否はありますけどやれることはやりたい」

切り出されたアテの葉は1カ月ほど天日干しにされ松明の形に組み立てられます。

あばれ祭は能登町宇出津で7月5日と6日に開催されます。

石川テレビ
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