29日、一時1ドル = 160円を超えて円安が加速していた円相場は、一転して円高方向に動いた。

荒い値動きの中、市場では介入の可能性を意識した取引が続いている。

円相場は、一時1ドル = 160円台まで円安が進んでいたが、午後1時過ぎに流れが変わり、1時間ほどの間に、4円以上円高方向に動いた。

その後、1ドル = 154円台をつける場面もあり、市場関係者の間では、「政府が、海外市場で円買い介入に踏み切ったのでは」との観測が広がった。

神田財務官「為替介入の有無について申し上げることはございません。引き続き必要に応じて、適切な対応をしていきたい」

神田財務官は、「投機による激しい為替変動がもたらす悪影響は看過しがたい」として、「24時間365日対応できる準備をしている」と述べた。

午前6時現在の円相場の値は、1ドル = 156円35銭~36銭となっている。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。