一時1ドル = 160円を超えて、円安が加速していた円相場は、29日午後1時、反転し、155円台まで円高が進んでいる。

荒い値動きの中、市場では、介入の可能性を意識した取引が続いている。

1ドル = 159円台後半での取引が続いていた、外国為替市場の円相場は、29日午後1時過ぎに円高方向へと流れが変わった。

50分ほどの間に約4円の円高となり、午後2時34分現在は、156円近辺で取引されている。

円相場は、日銀の金融政策決定会合後、円売りが進み、一時1ドル = 160円台をつけていた。

日本は、29日は祝日だが、海外市場では、外国為替は通常通り取引されている。

市場関係者の間では、「160円という節目を超えたことで、政府が海外市場で円買い介入に踏み切ったのでは」との観測が出ていて、荒い値動きが続いている。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。