まるでおとぎ話のような誕生エピソードが地域で話題となっています。
本部町備瀬で見つかった紅イモの新たな品種が品種登録されきょうお披露目されました。
本部町備瀬にある仲宗根清正さんの畑に植えられているのは、紅芋の新たな品種に登録された「サン紅」です。
他の紅芋の品種よりも甘味が強く、焼き芋として食べるにも適しています。元々は別の品種の紅芋とサツマイモを並べて畑に植えていた仲宗根さん。
サン紅の誕生はかぐや姫の物語のようだったと振り返ります。
▽仲宗根清正さん:
「同じオキヒカリ(サツマイモ)の赤色なのに、10個だけがすごく光っていたんですね。それでおかしいなと思って拾って見てみたら、中が紫色だったんですよ。それでびっくりして」
並べて植えていた紅芋とサツマイモが畑の中で自然にかけ合わさってサン紅が誕生したと考えられています。
発表会では地域の人たちがサン紅の焼き芋や天ぷらなどに舌鼓を打っていました。
▽試食した人は:
「普通の紅芋より甘味が多い。美味しい、バンザイ」
本部町では今後仲宗根さんや協力農家と連携してサン紅を使ったお菓子やスイーツも開発していき、町を代表する特産品としてPRしていきたいとしています。