埼玉・川越市で、車の間を無理やりすり抜ける車の危険な運転による当て逃げの瞬間をカメラがとらえていた。
シルバーの車は、信号待ちの軽自動車のミラーを壊し、制止を振り切って逃走している。

全然 隙間のないところに進入…

車の間を、無理やりすり抜けようとするシルバーの車。
危険な運転を目撃した男性は、こう振り返る。

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目撃者:
信号待ちしてたら車のセンサーが鳴り出したので、何だと思って見たら、真横にもう、車と車の全然隙間がないところに、映像の通り進入してきまして、左の軽自動車のミラーに当たって、もう完全に折れ曲がっている状態だったんですね。

シルバーの車は、軽自動車のミラーを壊したあとも止まることなく、前進を続ける。

すると、ミラーを壊された車を運転していた男性が、走って追いかけていった。

男性は車に追いつくと、運転手に止まるよう促したが、シルバーの車はそれを無視。

その後、逃げるように信号を左折していった。

「かなり異常な運転」と専門家

当て逃げがあったのは、4月10日午後7時ごろ。

東武東上線ふじみ野駅から約2.5km離れた場所にある埼玉・川越市の国道。

目撃者:
最初は思考が停止しましたね。「何やってんだ、こいつ」って感じだったんで。怖いですよ、もう無茶苦茶すぎる運転なので。それはちょっとやめてほしいなっていうのは。

動画を見た専門家は、異常な運転だと指摘する。

交通事故鑑定ラプター・中島博史所長:
こんなに無理やり隙間を縫って、しかもそれで前に出られるといっても、たかが1台〜2台分というのが、非常にこんな無理なすり抜けをするっていうのは、ほとんど見ることがありません。2車線の道路で3台分になって、無理に追い抜いていくというようなのは、やはり行動としてはかなり異常な部類だと思います。

一方、車から降りて追いかける行為も危険なため、安全な場所に車を止め、すぐに警察に届け出ることが重要だとしている。
（「イット!」4月15日放送より）