富山地方鉄道のキャニオンエキスプレスが4月のダイヤ改正で増便される特急として使われることになり、新たなデザインとなった車両が披露されました。

「キャニオンエキスプレス」は、去年11月、全国からの公募で名前が決められ、現在、主に朝のラッシュ時に運行されています。

新たな車両デザインとなった「キャニオンエキスプレス」は3両編成で、電車の前後と側面、合わせて6カ所に愛称にもある「キャニオン」、峡谷を駆け抜ける電車をイメージしたデザインが施されました。

*リポート
「新たなデザインとなったキャニオンエキスプレス、よく見てみると、NRAの文字が隠されています」

この電車は、西武鉄道で活躍した「ニューレッドアロー号」を富山地方鉄道が譲り受けたもので、デザインには頭文字の「NRA」が使われるなど、ニューレッドアロー号への感謝の思いも込められています。

*富山地方鉄道鉄軌道部営業課 山崎綾大さん
「装い新たになったキャニオンエキスプレスに乗って、電車の旅を楽しんでほしい」

富山地方鉄道では、北陸新幹線の敦賀延伸や黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放で観光客増加が見込まれる中、4月15日からのダイヤ改正で立山や宇奈月温泉を走る特急を、これまでの2倍以上に増便します。

新たなキャニオンエキスプレスは主に、増便される特急列車として活用されることになっています。

富山テレビ
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