小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントの問題で、岩手県内でも3つの事業者が紅麹の原料を仕入れていたことが厚生労働省の発表で明らかになりました。
各社では現在(3月29日時点)自主回収に追われています。

厚労省によりますと、県内で小林製薬の紅麹原料を仕入れていたのは二戸市でサプリメントの製造を請け負う「夢実耕望」、釜石市の食品メーカー「アジテック・ファインフーズ」、それに花巻市の温泉施設「健考館」です。

このうち健考館では15年以上前からパウチに入った紅麹を売店で販売していました。
現在(29日時点)は販売を中止し自主回収を進めているということです。

また釜石市のアジテック・ファインフーズでは、特定の1社から受注している商品に紅麹原料を使っていてこちらも商品の回収を進めています。

厚労省は「これらの事業者の製品がただちに健康被害をもたらすものではない」としたうえで、事業者に対し過去の健康被害などの自主点検をしたうえで4月5日までに報告するよう求めています。

県と盛岡市によりますと、これまでに紅麹に関する健康被害の報告はないということです。

岩手めんこいテレビ
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