防衛省は29日、大量のサザエを密漁したとして、防衛装備庁の50代の防衛技官を停職処分にしたと発表した。
防衛装備庁によると、停職5日の懲戒処分を受けたのは防衛装備庁艦艇装備研究所に所属する50代男性の防衛技官。2023年7月17日午後2時頃、神奈川県横須賀市内の海岸でサザエ29個を密漁したという。
当日は「海の日」の祝日で、ポケットにサザエを入れているところを海上保安庁の職員が発見。その後、防衛技官は書類送検され、12月に横須賀簡易裁判所で罰金15万円の略式命令を受けた。
防衛技官は「冷たい海につかりたくて、1人で海水浴場に出かけた。たまたまサザエを見つけて家で食べようと思って取った」と説明。「本当に大変なことをしてしまった。色々な方にご迷惑をおかけした」と反省しているという。