2022年に経営破綻した暗号資産交換業「FTXトレーディング」の創業者が詐欺などの罪に問われていた裁判で、アメリカ・ニューヨーク州の連邦裁判所は3月28日、創業者に禁錮25年の判決を言い渡した。
経営破綻した「FTXトレーディング」の創業者、サム・バンクマンフリード被告は顧客から集めた巨額の資金を関連会社の損失にあて、詐欺やマネーロンダリングなど7つの罪に問われていた。
28日の判決で、ニューヨークの裁判所はバンクマンフリード被告に対し、禁錮25年のほか、110億ドル=日本円で1兆6600億円あまりの資産没収などを言い渡した。
裁判官は量刑の理由について、バンクマンフリード被告に「犯罪だという認識があった」とした上で「将来、何か大変悪いことをするリスクがある。それは軽いリスクでは全くない」と指摘しました。
バンクマンフリード被告は2023年11月に陪審員から有罪の評決が下され、量刑に注目が集まっていた。