柿沢前法務副大臣の議員辞職に伴い行われる衆院東京15区補欠選挙を巡り、小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」と連携する「ファーストの会」が、作家の乙武洋匡氏を擁立する方針を固めたことがわかった。
東京15区を巡っては公選法違反事件で有罪が確定した柿沢未途前衆院議員が辞職したため、4月28日投開票の日程で補欠選挙が行われる。
関係者によると、この補欠選挙に東京都の小池知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出を目指し設立した「ファーストの会」が、作家の乙武洋匡氏を擁立する方針を固めた。乙武氏はファーストの会の副代表に就任した。
乙武氏は先天性四肢切断という障害を抱えながら作家として活動、著書「五体不満足」で知られている。一方で2022年の参院選東京選挙区に無所属で出馬し、落選している。
この補選には、日本維新の会の金澤結衣氏、共産党の小堤東氏、参政党の吉川里奈氏、諸派・日本保守党の飯山陽氏、無所属の秋元司氏が立候補を表明している。
また自民党はファーストの会との連携について検討中で、立憲民主党も独自候補の擁立を模索している。
補欠選挙は4月16日告示、28日投開票の日程。
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