送配電を担う中部電力パワーグリッドは28日、最大約7万件の顧客情報が、同じグループで電気の販売を担う中部電力ミライズで閲覧できる状態だったと発表しました。

 中電パワーグリッドは2016年からの約8年間、新電力を契約していた顧客の名前と契約プランの情報が、グループ会社のミライズで閲覧できる状態だったと発表しました。

 最大で約7万件の顧客情報が閲覧可能だったということです。

 電力自由化に伴い、電気事業法では大手電力会社のグループ内でも顧客情報の共有を禁じていて、ミライズと新電力は競争相手にあたりますが、今のところ営業目的での利用は確認されていないということです。

 中電グループでは2023年、ミライズの社員らがパワーグリッドが管理する新電力の顧客情報を不正に閲覧する問題が発覚しています。

 中電パワーグリッドは「改めて情報の厳守管理を徹底し再発防止に努める」とコメントしています。

東海テレビ
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