岩手県内の警察署に勤務していた20代の男性巡査が、元交際相手の女性と一緒にいた男性に対し不正に職務質問をしたなどとして書類送検されました。
男性巡査は減給の処分を受け依願退職しました。

3月28日付で減給6カ月の懲戒処分を受けたのは、県内の警察署に勤務する20代の男性巡査です。

県警監察課によりますと、この巡査は2023年11月、勤務中に元交際相手の女性を見かけ、この女性と一緒にいた40代の男性に理由なく職務質問を行い、そこで聞き出した情報をもとに、その後、この男性の自宅付近に出向いて男性と鉢合わせしました。

また、この巡査は男性に手配歴がないかなど不正な情報照会をしていました。

これは鉢合わせした男性が警察署に抗議したことで発覚したもので、巡査は調べに対し経緯を認めています。

県警は3月19日、この巡査を公務員職権濫用の疑いで書類送検していて、巡査は28日付で依願退職しています。

県警の加藤秀昭首席監察官は「信頼を失墜させ深くお詫びする。再発防止へ職務倫理を高め監督を徹底する」としています。

岩手めんこいテレビ
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