3月28日午後、JR盛岡駅(岩手県盛岡市)の構内で不審物を見つけたという通報があり、駅への立ち入りが規制され、周辺は一時騒然としました。
現在は安全が確認され規制は解除されています。

黒田麟記者
「盛岡駅の入口には警察官が誘導棒を持って中に入らないよう規制しています」

28日午後1時過ぎ、JR盛岡駅1階の「駅たびコンシェルジュ盛岡」で配送する荷物の中に不審物が見つかったと従業員から警察に通報がありました。

このため駅の東口側では、午後2時ごろから建物の一部とロータリーへの入場が規制され、駅の利用者が立ち入りできなくなったほか、バスやタクシーが進入できなくなりました。

また、構内の施設を利用する客やテナントの従業員などに対し屋外への避難が呼びかけられ、滝の広場付近は一時騒然としました。

駅の利用客
「駅の中にいた。『避難してください』と。怖いので大丈夫かな」

駅の地下では飲食店が一時的に店を閉じたほか、安全を確保するため退店を促される食事中の客の姿も見られました。

午後2時半過ぎ、安全が確認されたとして規制が解除されると避難していた人からは安堵の声が聞かれました。

駅の利用客
「ケーキを食べようとしていたので、やっとケーキが食べられる。田舎から来たので都会って怖いなって思いました」

関係者によりますと、不審物とみられていたのは医療機関から持ち込まれた血液を冷やす装置で、段ボール箱に入っていたということです。

また、在来線と新幹線の運行に影響はありませんでした。

岩手めんこいテレビ
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