5月分の電気料金は、大手電力10社全てで値上がりし、ガス料金は都市ガス大手4社全てで値上がりする。

電力大手10社は5月分の電気料金を発表し、4月分と比べて大手電力10社全てで値上がりする。

再生可能エネルギーの普及に向けて料金に上乗せされている賦課金が増額することが影響し、国の負担軽減策を踏まえた金額は、標準的な家庭で、北海道電力で8757円、中部電力で7963円となるなど、441円から579円値上がりする。

また、大手都市ガス4社も5月分のガス料金を発表し、原料価格の上昇に伴い、4社全てで35円から47円値上がりする。

電気・ガス料金の負担軽減措置をめぐっては、政府はこれまで電気料金については一月あたり、家庭向けに1キロワットアワーあたり[3.5]円、ガス料金については1立方メートルあたり15円を補助してきたが、5月の使用分では半分程度に縮小し、6月からは、いったん終了する方向で調整している。

ただ、今後の価格の動向次第では再び負担軽減措置を行う可能性もあるとしている。

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