小林製薬のサプリメントをめぐる健康被害問題で、回収対象となっている商品を製造した富山市の2社に対し富山市の保健所が聞き取り調査を行いました。
富山市保健所は2社の製造に問題はなかったとしています。

小林製薬の紅麹を配合したサプリメント「紅麹コレステヘルプ」の服用者が健康被害を訴えた問題で、回収対象となっている3種類の商品のうち2つの商品が富山市の2つの会社で製造されていました。

富山市保健所は大阪市からの調査依頼を受け、商品を製造していた小林製薬のグループ会社、「富山小林製薬」と受託生産していた「バイホロン」に27日聞き取り調査を行い、商品の製造数や製造方法などを確認したということです。

それによりますと、富山小林製薬で製造された「ナイシヘルプ+コレステロール」は、およそ40個が1日で製造され、また、バイホロンで製造された「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」もおよそ60個が1日で製造されたということです。
製造方法は、小林製薬から届いた原材料を規定の配合で加工して錠剤にしていたとしています。

これまで2社に苦情は入っておらず、富山市保健所は2社の製造方法に問題はなかったと28日大阪市に報告しました。

富山県は自主回収されている紅麹の関連商品を摂取しないよう呼び掛けていて、現時点では県内で健康被害の相談は寄せられていないということです。

富山テレビ
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