居酒屋の防犯カメラに映る、サラリーマンらしき6人の男。店は、飲み食いした代金を支払わずに帰った“食い逃げ集団”だと訴えている。許しがたい無銭飲食の一部始終を防犯カメラが捉えていた。

自動精算機で“払うフリ”

問題の一行が訪れたのは、東京・秋葉原にある東北の郷土料理が自慢の居酒屋「東北居酒屋 奥羽の宴」。

店に入った6人
店に入った6人
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3月8日午後6時頃、サラリーマンと思しき30代から50代ぐらいの男6人が来店。テーブル席に座り、食事をオーダーした。

6人組が注文した品が書かれたレシートによると、平らげたのは、仙台名物の牛タンや唐揚げ、刺身の盛り合わせなどで、代金は1万7700円。6人の滞在時間は約2時間だった。

一体、どのようにして、支払いを免れたのか。

この時“払うフリ”をしていたという
この時“払うフリ”をしていたという

防犯カメラには、ひとりの男が、出入口付近に設置された自動精算機を操作している様子が映っていた。食い逃げの“せこい手口”は、まさにこのときに行われていたのだ。

6人組のうちのひとりは、入り口の近くの自動精算機で飲食代の精算を始めたが、それはすべて芝居で、実際には支払いをする“フリ”をしていたという。

被害に遭った店の店長、蝦名昇平さんは、「支払いの仕方が分からなかったような感じだったので、下の画面に(レシートを)読み取らせてくださいって言って。それを見て支払うなと思って安心して。まさかね(飲食代を)払ってないなんて思ってないし、気づかず…」と当時の状況を振り返る。

一人当たり2950円の食い逃げ

こうして飲食代を支払うことなく、店をあとにした6人組。防犯カメラには、食い逃げに気づかない店長の蝦名さんがテーブル席を片付ける様子も残されていた。

食い逃げに気がつかず、後片付けをする店長の蝦名さん
食い逃げに気がつかず、後片付けをする店長の蝦名さん

一人当たり2950円の食い逃げに、蝦名さんは「わざと払わなかったとしか思えない。ちょっとかわいそうな方ですね」とあきれかえっている。

店長はSNSで被害を訴えるとともに、問題の6人組に速やかな支払いを求めている。
(「イット!」3月27日放送より)

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