モスクワで開かれている観光の国際展示会に北朝鮮が初めて参加した。
北朝鮮はウクライナへの軍事侵攻をきっかけにロシアとの距離を縮めていて、ロシア人観光客を取り入れて外貨獲得につなげたいものと見られる。
北朝鮮のブースにはひっきりなしに人が訪れていて、関心の高さがうかがえた。
ロシアの首都モスクワで開かれている観光産業の国際展示会は今回が30回目で、中国やウズベキスタンなど29カ国と国内の57の地域が参加した。
ロシアの軍事侵攻をきっかけに経済面でも協力を深める北朝鮮が初めて参加し、安全に観光できるなどとアピールした。
ブースを訪れた大学生は「豊かな自然に魅力を感じる。必ず行きたい」と話していて北朝鮮は旅行への関心が高まっているロシア人を呼び込み、外貨を獲得する狙いもあるとみられる。