岐阜県大垣市で2023年5月、現金約2200万円が奪われた強盗致傷事件で、少年を実行役に誘った罪に問われた男に実刑判決が言い渡されました。

 静岡県浜松市のアルバイト、キムラ・マイケル・ジャン・ハヤハイ被告(23)は2023年5月、大垣市の会社役員の男性(当時75)の住宅に少年ら4人が押し入り現金およそ2200万円を奪った強盗致傷事件で、知人の少年1人を実行役に誘った強盗幇助の罪に問われています。

 これまでの裁判でキムラ被告は「500万円もらえる仕事」と少年を誘った時には強盗と認識していなかったと主張していましたが、11日の判決で岐阜地裁は「報酬が非常に高額で強盗を排除する理由は見当たらない」と指摘しました。

 その上で「少年を利用して大金を入手しようとする狡猾、悪質な犯罪組織の一端を担った」として懲役2年2カ月の実刑判決を言い渡しました。

東海テレビ
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