滋賀県のトレーディングカードショップの防犯カメラが、盗みの一部始終を捉えていた。

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26日午前1時、ドアを破壊し、営業時間終了後の店内に侵入してきた3人組。ショーケースに近づくと、工具でガラスを割り、人気のポケモンカードなどを次々と袋に入れ始めた。

店が狙われたのは、今回が初めてではない。

警察からは2023年、「別の事件で逮捕した犯行グループが、店の見取り図を持っていた」との注意喚起を受けていて、1月には実際に約1300万円分のカードが盗まれたばかりだった。
そのため、店は防犯対策を強化していたという。

カードショップWiZ代表・山本裕也さん:
陳列数は減らしていました。(減らした分は)金庫に入れていた。

それでも防げなかった、2カ月連続での窃盗被害。
しかも今回は、高額カードを保管していた金庫も狙われた。これにより、被害額は前回より増える可能性があるという。

(Q.今回の被害額は?)
カードショップWiZ代表・山本裕也さん:
今わかっている範囲で、販売価格で約1000万円か1500万円ぐらい。

専門家“店の見取り図の闇売買”の可能性を指摘

専門家は、1月の犯行を受け、別の犯行グループが持っていたという店の見取り図が犯行を誘発した可能性を、次のように指摘していた。

元埼玉県警捜査一課警部補・佐々木成三さん:
店員の数、防犯カメラの数、セキュリティーの状況、そういった情報を確認したうえで、この店を狙ったのは間違いない。(店の見取り図が)闇売買というか、売られていることもある。

元埼玉県警捜査一課警部補・佐々木成三さん:
犯罪組織から犯罪組織(へ売買)ということも十分あります、そういった情報は。

警察は、窃盗の疑いで捜査を進めている。
(「イット!」2月27日放送より)

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