3月18日に開幕するセンバツ高校野球大会の組み合わせ抽選会が3月8日に行われ、北海高校と別海高校の初戦が決まった。
地元では大きな盛り上がりを見せている。
別海町で大きな盛り上がり
別海高校の地元、北海道別海町では。
「別海高校の対戦相手が決まりました。岡山県の強豪『創志学園高校』です。町民の応援の機運も高まっています」（八木 隆太郎 フィールドキャスター）
「すごいです、こんなの初めてで別海町も大騒ぎ。出るからには勝って、優勝してほしい。」（別海町民）
「僕たちはスーパーで働く者なので、本部と相談して1勝するごとに何かプレミアをつけたい」（別海町民）
曽根興三町長は、組み合わせ抽選会の様子を固唾を飲んで見守った。
「3月20日の初戦の応援に行きたいです。行きたくてうずうずしているが、19日と21日にスケジュールが入っている。勝ってくれたら資金を追加して、しっかり後押ししたいと思う」（別海町 曽根 興三 町長）
弁当で選手応援するカフェ
選手たちが食べる弁当を作ってきたカフェ「ZICO HOUSE」。
野球部の特注弁当はご飯500グラムのほかに、170グラムのおにぎりが2個ついた特大サイズだ。
定価よりも安く提供しているという。
オーナーの森野志保さんはスピードスケートの元オリンピック選手だ。
「弁当に心を込め、メッセージをシールで張って届けと思っている。『毎日なんでもいいから勝ちまくれ』ということで『勝弁』と呼んでいる」（ZICO HOUSE 森野 志保さん）
手作りの新聞「別海スポーツ」
居酒屋「ホームラン」の壁に張られているのは、マスター手作りの新聞「別海スポーツ」。
長年、町内の野球チームの撮影を行ってきたため、選手たちを子どものころから見つめてきた。
「うれしいというよりうらやましい。高校球児の親だったから。勝ち負けうんぬんより、悔いのないプレーをしてほしい」（ホームラン 今井 優次さん）
こちらの居酒屋をよく利用している、野球部後援会長の安部政博さん。
エースの堺暖貴選手の祖父でもある。
「町民がいろいろな意味で練習を支えてくれて町全体が盛り上がり、すごくいいことだと思う。子どもたちはとにかく1勝を目指してやっている。それを何とかかなえてもらったらもう言うことはない」（別海高校野球部後援会長 安部 政博さん）
在校生の応援にも熱
在校生の応援の練習にも熱が入る。
「女子が少ないので自分たちで声を出して、選手に届くように頑張りたい」（別海高校生）
「今まで頑張ってきたことを、全力で出して頑張ってほしい」（別海高校生）
そして、甲子園を前に野球部は地元での最後の練習を行った。
選手たちは3月9日に甲子園に向けて出発する。
