自民党の麻生副総裁は8日、地元の福岡県直方市で講演し、派閥の政治資金パーティーをめぐる事件について「派閥の会計処理の問題でいろいろなご心配をおかけすることになった。派閥の話ではあるとはいえ、自由民主党の中で起きた話であり、対応をきちんと改めていかねばならぬことは、きちんとしていかねばならない」と述べた。
その上で、今週、自民党に設置される政治刷新本部の最高顧問に就任することについて、「信頼をきちんと回復して、引き続き政権を担っていく決意も新たにしていきながら、顧問も引き受けさせていただくことになった。きちんとして対応を取り、みなさんの負託に応えていきたい」と語り、信頼回復に向けた対応への意欲を示した。
また、岸田政権の成果を振り返る際、「政治資金問題で腰が折れた」としつつ、憲法改正などに触れ、「まだまだやらなければならない問題が数多くある。今しばらくお国のために働く」と述べました。