重い心臓病を抱え、心臓移植を受けるため今年3月からアメリカに渡っていた2歳の佐藤葵ちゃんが手術を終え、19日朝、帰国した。
心臓から血液を送りだすことが出来ない重症心不全と診断された佐藤葵ちゃん(2歳)には、約5億3000万円の寄付が集まり、両親とともに3月、アメリカに渡った。
8月に受けた心臓移植が無事成功し、その後の経過も順調だったことから、葵ちゃんと両親は19日朝、帰国した。
葵ちゃんは、自分の足で歩いて報道陣の前に現れ、笑顔を振りまいた。
父・昭一郎さん「率直に嬉しいですね。1年前には想像できなかったので本当に嬉しいです。葵がお風呂が好きなので湯船に入れたいです。いわゆる普通の家庭というか、一緒に食事をして、一緒にお風呂入って夜寝るということができて、当たり前の生活なんですけれども、我々にとっては当たり前じゃないということが非常に強く感じられて。本当に貴重な日々、普通の貴重な日々を送らせてもらっている」
母・清香さん「やっぱり安心しました。応援してくれた人や実家の祖父母に会わせたいです」
葵ちゃんは今後も定期的に通院し、経過観察を行うという。
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