熊本市西区にある私立の認可保育園の50代の女性保育士が園児に物を投げつけるなど不適切な行為に及んでいた問題で、これらの行為は、複数の園児に対して行われていたことが新たに分かった。
女性保育士は現在も担任を続けているということで、熊本市は、行政指導も視野に園側に事態の詳細を報告するよう求めている。
不適切保育は複数の園児…中には泣く子も
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この問題は、熊本市西区にある私立の認可保育園に勤務する50代の女性保育士が「不適切な保育を行っている」と11月に熊本市に通報があり、発覚したものだ。
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関係者や園の説明などによると、この女性保育士は2023年4月以降、担任するクラスの男児の襟首をつかんで無理やり移動させたり、別の男児の体を教室のドアに押し付け、泣かせるなどしたという。
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女性保育士は静かにさせようと、園児たちに向かって履いていたシューズを投げたことについては、園の聞き取りに対し、「びっくりさせておとなしくさせるために、とっさにやってしまった」と話しているということだ。
また、この他にも大声で怒鳴るなどの不適切な保育とみられる行為は、複数の園児に対して行われていたとみられている。
問題の保育士は若手の指導も担う
関係者によると、女性保育士はこの保育園に長年勤務し、若手保育士の指導も担う立場で、現在も同じクラスを担任しているということだ。
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園長はTKUの取材に対し、「大声での指導はやめるよう注意したことは何度かあったが、他の行為は把握できていなかった。園児と保護者に謝罪したい」と話している。
(テレビ熊本)
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