松野官房長官は24日の閣僚懇談会で、改正給与法の成立に伴い岸田首相ら政務三役の給与が増えることを受けて、増額分を国庫に返納することを申し合わせたと明らかにした。
首相ら特別職の給与は、この臨時国会で成立した特別職給与法改正法で、首相の給与が年間で46万円、閣僚の給与が年間32万円増額する。松野長官は24日の閣議後の会見で、「本年4月1日以降の給与の増額分に相当する額について国庫に返納することを本日の閣僚懇談会で申し合わせた。同様の申し合わせを副大臣・副長官・政務官についても行った」と明らかにした。
その上で松野長官は、国会議員の総理補佐官についても「申し合わせの趣旨を踏まえて対応される」と述べた。