国連の安全保障理事会は30日、ガザの情勢をめぐる緊急会合を開いた。

30日に開かれた緊急会合で、パレスチナの国連大使は「5分ごとに子どもが殺されている」と現地の惨状を訴えた。
そのうえで「戦争を止める義務をいつまで果たさないつもりだ」と、拒否権によって機能不全に陥る安保理を厳しく非難した。

会合では多くの国から停戦を求める声が相次いだ一方、イスラエルの国連大使はハマスを「現代のナチス」と述べたうえで「我々は自分たちを消滅させようとするものから身を守る」と強調した。

ガザの情勢をめぐり、国連総会では27日の緊急特別会合で、人道的な休戦などを求める決議が採択された。しかし安保理ではこれまで4本の決議案が廃案になっていて、一致した対応が取れていない。

国際取材部
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