福島第一原発の処理水放出後初となるIAEAによる安全性に関するレビューが終了した。
このレビューは、IAEA=国際原子力機関が、福島第一原発の処理水の放出が安全に行われているか調査するもので、IAEAの職員や中国、ロシア、韓国など複数の国の専門家で構成された調査団が来日し、24日から4日間の日程で行われた。
調査団は、経済産業省や原子力規制庁、東京電力などとの意見交換や、福島第一原発での現地調査を行っていて、年内をめどに報告書をとりまとめるとしている。
福島第一原発の処理水をめぐっては、23日に2回目の放出が完了していて、周辺海域でのトリチウム濃度などに異常は確認されておらず、東京電力は、11月2日に3回目の放出を開始する予定。