日銀が9月13日に発表した、企業間で取引されるモノの価格を示す8月の企業物価指数は、2020年の平均を100とした水準で119.6となり、前の年の同じ月から3.2%上昇した。
上昇は30カ月連続。
調査した515品目のうち8割を超える431品目が上昇していて、飲食料品では原材料価格や輸送コストの上昇分を販売価格に転嫁する動きが続いている。
また、産油国の減産による原油価格の上昇で、石油・石炭製品の値上がりが目立った。
一方、燃料費調整による電気・都市ガスの下落などを要因に、伸び率は7月の3.4%から縮小し、8カ月連続で鈍化した。