広島県内の夢や目標に向かって頑張る子どもたちを応援する番組『夢キラリ』
今年6月に行われた高校生ものづくりコンテスト中国大会の電気工事部門で見事1位に輝き、全国大会出場を決めた、広島市立広島工業高校 藤本楓くん(3年)にインタビューしました。
――中国大会はどうでしたか――
作品の制限時間は2時間なのですが、中国大会の時は課題図と配線を全部覚えて挑みました。課題図が頭の中にあるので、この器具をこの位置に取り付けるというのがすぐに思い浮かびました。ケーブルの長さや金属管の長さを自分で判断して切って、電気工事は配線が必ずあるので課題図通りにつなげていって、ちゃんと光るかどうかが重要になります。
仕上げていくだけでなく綺麗さも大事なので、そこが苦労する所でもあります。正直言って1位で名前を呼ばれた時は「よっしゃー！」っていう気持ちでした。
――課題に挑戦するうえで重要なこと、そして楓くんの目標は何ですか――
やっぱり大切なのは冷静さを保つ事です。電気は僕たちの生活になくてはならないものですし、間違ったつなぎ方をしたら終わりなので、僕は1mm単位にこだわって取り組んでいます。練習をどんどん積み重ねてひとつひとつ「大丈夫か？」と確認しながら作業しています。目標は全国優勝ですね。
――常に心にとどめている夢キラめく言葉は何ですか――
「時間を大切に」です。これは電気部顧問の小倉石先生が言ってくれた言葉です。練習を始めた最初の頃は、課題図案を頭の中に覚えてなくて制限時間を超えたりしていたので、作業手順を一から見直しました。違うやり方でやって所要時間を比べてどういうやり方が一番いいのかを家に帰って考えて、省く所は省いていって、どんどん所要時間を少なくしていきました。
小倉石先生は怒る時は本当に厳しい先生ですが、その厳しさが結構身に染みるというか、自分の心を強くしてくれるので、本当にありがたい先生です。
――将来の夢は何ですか――
電気技術者ですかね。電気に関するものをつくってそれを保守していく人になりたいです。
『夢キラリ』は毎週月曜夜8時54分からTSSで放送しています。
