無人の月探査機を載せたロシアのロケットが11日、47年ぶりに打ち上げられました。
ロシアの国営宇宙企業「ロスコスモス」は11日、宇宙船「ソユーズ」で無人の月探査機「ルナ25(にじゅうご)」を打ち上げました。
ロシアの月探査機の打ち上げは、ソ連時代の1976年以来、47年ぶりです。
「ルナ25」は今後、月の上空100キロの軌道に入り、今月21日に水が氷となって存在しているとされている月の南極付近への着陸を試みます。
「ロスコスモス」などによりますと、探査機は着陸後、月面の土壌を採取・分析し、月の水を含む天然資源の探査や宇宙線と電磁放射線の月表面への影響を調べるということです。