中古車販売会社「ビッグモーター」が、店舗前に清掃の一環として除草剤をまき、街路樹に影響が出ていた問題で、東京都はビッグモーターの店舗前の土壌調査を開始した。

東京都は、「ビッグモーター」の都内にある18店舗のうち、都道に面していて街路樹のある14店舗前の植えこみについて、土壌調査を開始した。4日調査が行われたのは、ビッグモーター八幡山店前の街路樹で、周辺に比べ枯れた様子が目立つ。

土壌採取は、植え込み部分を5か所、深さ20センチほどまで掘って行われ、除草剤の成分が含まれているか専門機関が分析するという。

都は、6日までに残り13店舗の土壌採取を終える方針で、結果は早ければ8月中旬に判明するということだが、除草剤の成分が検出された場合、ビッグモーター側への聞き取り調査を行い、損害賠償請求も視野に対応を検討する方針。