新型コロナウイルスが「5類感染症」に移行して、約2カ月。
7月7日、後藤新型コロナ対策担当相は、現在の感染状況は「第9波」には入っていないとの認識を示しました。

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しかし、日本医師会の釜萢常任理事や厚労省アドバイザリーボードの脇田隆字座長からは、感染拡大を懸念する声が。

「めざまし8」は、新型コロナの感染者が急増している沖縄を緊急取材。

ひっ迫する医療現場の“危機感”が見えてきました。

全国平均の6倍以上…ひっ迫する沖縄の医療現場

6月26日から7月2日までの1週間で、新型コロナの新規感染者が1医療機関あたり約48人と、全国平均の6倍以上の状態が続いている沖縄。

沖縄県立中部病院の椎木創一医師は、「コロナ患者の数は、去年の夏のピーク時とほぼ同等に達している」と話します。

県内の感染者の推計は1万2260人に上り、6月末の時点で重点医療機関の6カ所で救急診療を制限。5カ所で一般診療を制限する事態となっています。

その余波を受け、ある患者が定期的に通っている耳鼻科では、受診まで3時間以上かかったという声も。

7月に入り本格的な観光シーズンを前に、医師からは不安の声が上がっています。

「どのぐらい対処できるかという懸念があります」
「どのぐらい対処できるかという懸念があります」

沖縄県立中部病院 感染症内科 椎木創一医師:
旅行で来られた方が体調が悪いときに、どのぐらい対処できるかという懸念があります。

拡大するコロナ感染によって、ひっ迫する沖縄の医療現場。今後どうなっていくのでしょうか。

(「めざまし8」7月10日放送)