100人以上に及ぶ女性のスカート内などを盗撮したとして起訴された“カリスマ撮り師”こと、無職の森雅紀被告(47)。
この記事の画像(14枚)6月6日の裁判で言い渡されたのは、執行猶予のつかない実刑判決だった。
小型レンズ付きのスマホでスカートの中を狙う
判決によると、森被告による盗撮が行われたのは、2021年2月から2022年10月にかけてのこと。京都市内の駅などで、女子高校生など110人のスカートの中をスマートフォンで盗撮したとされている。
これは逮捕された際に公開された押収物。目を引くのが、帯状に伸びた黒い器具の先に小型レンズが付いたスマートフォンだ。
森被告はこのスマホを自ら改造した“盗撮用手提げカバン”の底に取り付け、レンズ部分だけを外に出し、持ち手の部分についたボタンで操作しながら盗撮を行っていたとみられている。
これら自作の盗撮グッズを操って撮影した動画をウェブサイトで販売していた森被告。
警察の調べには、「撮影してから何年か寝かせていた」と供述していた。盗撮行為の時効が3年であることから、事件化を避ける狙いがあったとみられている。
動画の売上げは12年間で1億5000万円以上とみられ、ネット上では“カリスマ撮り師”と呼ばれていた。
6日の判決で京都地裁は、「盗撮行為を日常的に続けていて常習性の強い犯行。盗撮に対する執着は根深い」と指摘。その上で、森被告に執行猶予のつかない懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。
(「イット!」6月6日放送)