松野官房長官は23日午前の会見で、2032年の国連安全保障理事会・非常任理事国選挙に日本が立候補すると明らかにした。
国連安保理は、アメリカや中国など常任理事国5カ国と、任期2年で投票で選出される非常任理事国10カ国で構成され、日本は2023年1月から12回目(国連加盟国中最多)の非常任理事国を務めている。
松野長官は、32年の非常任理事国選挙立候補について「安保理は必ずしも有効に機能できていない面もあるものの、一定の役割を果たしているのも事実」と説明した。
そのうえで松野長官は「国際の平和と安全の維持と法の支配に基づく国際秩序の強化を目指す」と述べて、安保理改革や国連の機能強化にも取り組む考えを示した。