エンタメ業界は軒並み厳しい状況

ライブハウスのステージに、なぜか張られたテント。
4月初頭から営業を休止しているライブハウスでは、馴染みのアーティストを招き、無観客ライブの様子をネットで配信することで、わずかながら収益を得ている。

こうした状況にライブハウスの店長は…

四谷アウトレイク 佐藤学店長:
収入はほぼゼロという形で、固定費だけで150万円前後くらいは毎月飛んでいくので

まったく先が見えず、実はこのテントで寝て過ごす夜も…。
また、車椅子で活動する、地下アイドル「仮面女子」の猪狩ともかさんも、ライブや撮影会などが休止にとなった。

仮面女子 猪狩ともかさん:
自分の時間がたくさんできたと思って、自分磨きをしてさらにパワーアップした自分をファンの皆さんに見せられる日を楽しみに、今の時期を乗り越えていけたならと思います。

一方、休業要請により、営業休止中の映画館では…

あつぎのえいがかんkiki青松俊哉:
どこも頭痛い状況だと思います。私生活ではできるだけ外食しないで自宅で済ませるとか

4月の収入は、8日までのわずかな営業分だけ。今、エンタメ界が軒並み苦境に立たされている。

出番がなくなったDJたちが社会貢献

出番が無くなったクラブのDJたちが新たに始めたというのが、外出が不安な高齢者たちのための買い物代行ボランティア。

さらに…
SNSで提供を呼びかけた、不要なレインコートなどを回収。医療機関に寄付する取り組みも。

V2TOKYO 石川裕之支配人:
コロナが無くなった時に、音楽を通じてエンターテインメント全体の業界が盛り上がるように、私たちは願うことが大切だと思います。

エンタメ業界は続々と新たな試みを実施

こうした中、新たな試みを模索する動きも。
落語家の桂紋四郎さんが、若手の落語家と共に始めたのが「テレワーク落語会」。YouTubeで寄付を募る「投げ銭」の機能を使い、収入を得るとともに、落語の普及活動も行っている。

さらに、演劇界で広がっているのが、「オンライン観劇サービス」
このサイトでは月額950円で、全国404の劇団の1407作品が見放題。視聴するたびに、劇団にお金が支払われるという。

また、ネット上で資金を募るクラウドファンディングも活発化。
全国のミニシアターを救うべく、映画監督らが立ち上げたクラウドファンディングには、開始からわずか5日で1憶7000万円に迫る寄付があった。

映画界でも、公開前の映画をネットでレンタル配信。売り上げの一部を、作品の配信先となるはずだった全国の映画館に配るといいます。

アップリンク 浅井隆代表:
映画館で映画を見て、笑ったり、泣いたり、どきどきしたりっていう経験をしてほしいと強く思います。

一方、ライブハウスを巡り、4月20日 東京都は「無観客ライブを配信することは、“営業”にあたらない」と発表。早速、無観客ライブを配信し、収益を得る動きも。

また、ロックバンドのtoeが発起人となり、東京事変や、アジアンカンフージェネレーションのゴッチさんらが賛同しているのが、約70組の一流アーティストが提供する、未発表曲などレアな楽曲をダウンロードできるサービス。
そのアクセス権を有料で販売し、売り上げはライブハウスに寄付される仕組み。

エンタメ業界を応援する曲もリリース予定

さらに、いま勢いにのるロックバンド「オメでたい頭でなにより」の4月29日発売の新曲、「頑張っていきまっしょい」。
新型コロナウイルスに翻弄される音楽業界への、エールが込められている。

こうした状況にロックバンド「オメでたい頭でなにより」の赤飯さんは…

オメでたい頭でなにより 赤飯さん:
ライブハウスって人が人を改めて好きになれる場所。この文化がなくならないでほしい。
今の目標って1日も早くコロナが収束することじゃないですか。家にいて全員でその1個の目標を達成しましょうと。

(「めざましテレビ」4月22日放送分より)