ここ数年、YouTuberも多様化し、海外を拠点に活躍の幅を広げているグループも増えています。

「三原(サンエン)JAPAN」の三原慧悟さんとJUNさんは、カプセルジャパン株式会社に所属するYouTuberで、台湾を拠点に活動しています。YouTubeチャンネルの登録者数は140万人超で、台湾で一番有名な日本人ともいわれています。

今回はそんな三原JAPANの活動や魅力に迫ります。フリーアナウンサーの田﨑さくらさんがお話を聞きました。

大学の先輩・後輩で結成

三原さんとJUNさんがYouTuber「三原JAPAN​」として活動を始めたのは2015年。それまでは2人ともテレビ局の局員として働いていたとのこと。

「三原(サンエン)ジャパン」三原慧悟さん・JUNさん(左から)
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ーーどのようなきっかけでテレビ局員からYouTuberへと転身したのでしょうか?

三原さん(以下、三原):

年々、個人の動画配信者が増えていると気付いたのがきっかけでした。彼らの動画を見ているうちに、だんだん「テレビ局員としての経験を活かして自分主体で動画を作りたい」と思うようになったんです。

ーーJUNさんとは、どのような経緯で一緒に活動するようになったんですか?

三原:

JUNさんと僕は同じ大学の先輩後輩という関係です。JUNさんが先輩で僕が後輩。在学中に一緒に映画を作っていたこともあって、僕から声をかけました。

ーー最初はFacebookに動画を投稿していたと伺いました。

三原:

当時、多くの台湾の方に利用されていたSNSがFacebookだったんです。もちろんYouTubeもありましたけどFacebookほど認知度はなくて。YouTubeに切り替えたのは、カプセルジャパンの社長からお声がけいただいたのがきっかけですね。YouTuberとして頑張れば、生計を立てながら自分の作りたい動画を作れると思って所属を決めました。

「三原(サンエン)JAPAN」三原慧悟さん

ーー2人の仕事上の役割はどんな感じですか?

JUNさん(以下、JUN):

基本的に三原が夢を語って、僕が横でうなずくのが役割です(笑)。

ーー三原さん、本当ですか…?

三原:

いえ、違います(笑)。JUNさんにはチーム単位で企画を進める際のまとめ役や、僕の手が回らないところのサポートをお願いしています。グループ内でいくつかチャンネルを持っているので、それらの管理もお願いしていますね。

ーーお互いの印象についても教えてください。JUNさんから見た三原さんはどんな方ですか?

JUN:

突拍子もない人ですね(笑)。急に「これやりたい、ここ行きたい」って言いだすので。ただ個人的には彼のそういうところが面白いなと思っています。「自分だったらこういう行動はしないだろうな」と思うことをするので、いつも新鮮さを感じています。

「三原(サンエン)JAPAN」JUNさん

ーーでは、三原さんからみたJUNさんはどんな方ですか?

三原:

面倒見の良い先輩という印象ですね。僕はよく、自分のことで精一杯になってしまいがちなんですが、JUNさんは人のために時間を使えて周りが見える人。本当に誘って良かったなと思っています。

「日本語おぼえうた」の動画で有名に

2015年からYouTuberとして活動しさまざまなジャンルの動画を配信してきた2人。台湾で有名になったきっかけは、日本語を音楽に乗せて紹介した動画だったそうです。

ーーこれまで配信してきたYouTubeの動画の中でおすすめしたいのはどれですか?

三原:

全部おすすめですけど、1番再生数が多いのは『日本語おぼえうた』という動画ですね。僕らの代表作なので、まずはこれを見てもらいたいです。

ーーこちらの動画、台湾でも反響が大きかったと伺いました。

三原:

そうですね。600万回ほど再生されていると思います。「これで日本語を覚えられた」「面白いです」という声もいただいてすごく嬉しかったです。

ーー台湾以外の視聴者にもおすすめできそうですね。

三原:

実際、この動画は台湾以外の人にも見てもらっていますね。コメント欄が世界中の言葉であふれていて、いまでもときどき見返しています。

ーー他にはどんな動画を投稿していますか?

三原:

最初は外国人YouTuberとして、日本の文化を伝える真面目なコンテンツを面白く投稿していました。ただそれだけだと「日本に興味のある台湾の方」にしか見てもらえないんです。僕らが目指すのは、台湾でトップのYouTuberなので「日本人」の肩書きを一度取っ払って、皆に見てもらえるような動画を作ろうと決めました。

ーーなるほど! 実際にどんな動画を作り始めたんですか?

三原:

大食い系の動画です。当時の台湾には浸透していないジャンルだったので。ただ大食い系の動画撮影を続けていくうちに、健康面に影響が出てしまって…、元に戻しました(笑)。

YouTuberとして心がけていること

フリーアナウンサー・田﨑さくらさん

彼らが心がけているのは、日本のYouTuberのように毎日動画を投稿すること。日本では当たり前のように思われるが、台湾では異なるのだそう。

JUN:
台湾では「1週間に1本くらいのペースで投稿すれば良いよね」という感じなんです。そもそも日本のYouTuberは、かなり真面目で努力家が多い。でもそれが日本人の良いところですし、僕らも負けずにマネしようと思いました。

ーーただ、毎日投稿するのは大変ですよね…?

JUN:

とても大変でした(笑)。他のチャンネルの更新と合わせて週20~30本出したこともあります。そのときは、一日中パソコンと向き合っていましたね。

動画の内容については「自分たちのやりたいこと、好きなことだけを動画にしない」と心がけていると三原さんは語ります。

三原:
もちろん、僕らのやりたいことをやるっていうのも大事ですが、それだけでは世間と乖離(かいり)してしまいます。世間のニーズはある程度決まっていて流れもある。なので、多少僕らの好みと外れていても取り入れるように努力しています。

JUN:
あと、流行にアンテナを張ること、スピード感も心がけていますね。YouTubeがすごいのは、流行りに合わせた動画をすぐに投稿できるところ。でもそれは逆に、時代の変化に都度対応しないとYouTube界では生き残れないという意味でもあるので、これからもずっと心がけていきたいです。

ファンと交流が盛んなのも三原JAPANの魅力の1つ。コロナ前は、他のYouTuberにはあまり見られない工夫をしていたと語ります。

三原:
コロナ前までは、半年に1度ファンを募ってライブイベントを開いて歌を披露していました。そこでファンとたくさん交流していましたね。

ーーライブイベントを開くYouTuberはあまりいないですね!なぜライブイベントだったんですか?

三原:

僕がアイドル好きで憧れていたからです(笑)。初めてライブイベントを開いたときはすごく嬉しかったなー。

ーーいままで開催したイベントで1番多くファンが集まったのはどんなイベントですか? 

三原:

「タピオカミルクティの大きさでギネス記録を作ろう」というイベントですね。3,000~4,000人ほど参加してくれて大盛況でした。開催して良かったです。

そんな三原JAPANを陰で支えているのが、カプセルジャパン株式会社のスタッフです。2人にスタッフとの関係性も伺いました。

ーー三原JAPAN​と事務所、バディ(マネジャー)さんとの関係性はいかがですか?

JUN:

かなり支えてもらっていますね。台湾に住み始めた頃は、中国語が分からなくて、行政の手続きや税金の支払いに苦労したんですよ。営業の引き合いも難しかったですね。でも事務所がサポートしてくれるようになってからはスムーズになりました。

ーー中国語はどのように勉強されたんですか?

三原:

ほぼ独学です。なので正しくない中国語がグループ内で浸透してしまって…。

JUN:
僕は三原の中国語をマネしているので、間違えて覚えている可能性が高いです(笑)。

ーーそれでも最初から中国語で動画を出していたんですよね?

三原:

そうですね。最初のころの動画は、カメラの下にカンペを置いて…、拙い部分は躊躇(ちゅうちょ)なくカットしていました。なのでかなり粗い動画になっています。それでも喜んでくださる方がいたので続けてこれました。

JUN:
いまはグループ内に台湾の方がいるので、その人から教えてもらっています。少しずつ正しく話せるようになっていると思います。

ーー台湾のファンからの反響はどうですか? 

三原:

デビュー2年目までは、拙くても中国語を話すだけで「カワイイ!」って言ってもらえていたんですが、3年目を過ぎたころから「私たちが『カワイイ』って言い過ぎたから勉強を怠っているのでは?」と厳しい声をいただくことが増えました(笑)。いまも必死に勉強しています!

また三原さんは、事務所に所属したことで企業とのタイアップも増えたと語ります。中でも飲料メーカーとのタイアップは三原さんにとって貴重な経験になったとのこと。

ーー印象に残っているタイアップはありますか?

三原:

台湾でメジャーな飲料水「多喝水」を出しているメーカーとのタイアップですね。自分のサインとメッセージが書かれた商品が店頭に並んだんです。とても貴重な経験でした。

JUN:
嬉しすぎてたくさん買ってたよね(笑)。

三原:
お店で見かけるたびに買ってました。台湾の友達にも「僕のサイン入ってるから!」と宣伝していましたね。

また、昨今SNSで盛り上がった「釈迦頭プロジェクト」も大きな反響があったそうです。

三原:

多くの日本人から「助けたい」「食べてみたい!」と言ってもらいました。でも実際に釈迦頭を日本に持ってこれる人がいなくて。僕らなら間に入って力になれると思ったので頑張りました。今後は、釈迦頭以外の食品も広めていきたいですし、日本の食品も海外に向けて発信していきたいです。

ーー日本に一時帰国されてから、ROLANDさんとコラボしていますよね。

三原:

お話をいただいたときは本当にびっくりしました…。

JUN:
たまたまROLANDさん側のスタッフに台湾の方がいて繋がったみたいなんですが、まさか僕らとコラボしてもらえるなんて思いませんでしたね。

ーーコラボした率直な感想を教えてください。

三原:

素直に夢のようで嬉しかったです。ROLANDさんはもともと台湾でもすごく有名な方なので、動画もかなり拡散してもらえました。ROLANDさん自身も気さくですごく明るく話しやすい方でしたね。

「日台友好」のため、僕らなりにできることを

三原JAPANの活動目標は「日台友好」。最近投稿した新型コロナウイルスの「ワクチンありがとう」動画は日台の絆をより深めるきっかけとなりました。

三原:
日本から台湾にワクチンが送られてきたとき、多くの台湾の方から「日本ありがとう」と声をかけてもらったんです。僕らがワクチンを届けたわけじゃないのに、色々と親切にしてもらったこともありました。そのとき「日本人にこの現状を伝えるべきだ」と思い「ワクチンありがとう」動画を投稿しました。

ーーその動画もかなり大きな反響だったと伺っています。

JUN:

そうですね。台湾の蔡英文総統からコメントをいただきました。僕らがやったことは小さなことかもしれませんが、一般市民でも「日台友好」に貢献できるんだなと実感できて嬉しかったです。これからも日台の懸け橋として活動していきたいですね。

ーー直近では、ドキュメンタリー動画も投稿していますよね?

三原:

「台湾の人が日本で差別を受けていたら日本人はどうするのか?」というモニタリング動画を撮りました。これもすごく反響が大きかったですね。台湾への思いを涙ながらに語る日本人を見て「感動した」というコメントがたくさん寄せられていました。

日本にも三原JAPANを知ってほしい

ーー最後に、今後やりたいことについて教えてください。

三原:

台湾アリーナでライブイベントを開催すること、長編映画を作ることですね。いつか叶えたいと思っています。ただいまはまだ難しいので、いままで通り「日台友好」を軸に、僕らが作った作品を1人でも多くの人に見てもらって楽しんでもらえるように頑張っていきます。

JUN:
僕は日本の方々に三原JAPANをもっと知ってほしいですね。せっかく日本に帰国しているので、この機会にどんどん活動していきたいです。

<インタビューを動画で見る>

三原JAPAN
「アイドルになる」という夢を叶えるために、単身台湾に渡った三原慧悟が、2016年に中国語で発信するYouTubeチャンネル「三原JAPAN」を開設。その後メンバーの加入や日本向けチャンネル「サンエン台湾」を開設などを経て、2019年に「三原JAPAN」が台湾で活動する外国人YouTuberとして史上初のチャンネル100万人登録を達成。企業とのコラボレーションだけでなく、YouTuberとして史上初の台湾の紅白歌合戦に出演を果たすなど、台湾でトップYouTuberとしての地位を築いている。

三原JAPAN
https://www.youtube.com/c/SanyuanJAPAN2015
サンエン台湾
https://www.youtube.com/channel/UCQimp8PIBqQSDHXtPg7_g9Q

カプセルジャパン株式会社
https://jtg.capsuleinc.co/
台湾最大のYouTuberネットワークを持つインフルエンサーマネジメント会社。インフルエンサーのIPを利用したプロモーションのほか、YouTubeタイアップ、SNS運営/広告、越境EC運営まで、台湾・中華圏のマーケティングサポートを一気通貫して行っています。

各サービスの情報や、事例を記載した詳細資料も送付可能です。台湾・中華圏プロモーションや訪日観光プロモーション等でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
  

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制作:FNNプライムオンライン編集部
文:トヤカン