ポカポカ陽気に包まれるこの時期、例年であれば各地の動物園でかわいい赤ちゃんアニマルたちと触れ合えるのだが、今年は新型コロナウイルスの影響で多くの動物園や水族館が臨時休園中。

めざましテレビ「ココ調」の調査では、全国の動物園や水族館143施設のうち69の施設が営業を休止している(4月9日時点)。

江戸川区自然動物園 飼育員・堀井葉子さん:
1年でもこんなに赤ちゃんがいる時はないので、一番お客さんに見ていただきたい時期ではあるんですけれど、このような状態なのですごく残念です

そこで、全国の休園中の動物園にご協力いただき、生まれたての赤ちゃんアニマルを大公開!ココ調のために飼育員さんが特別に撮影してくれた最新映像も満載だ。(※飼育員の方とは、屋外で2m以上離れて取材しています)

プレーリードッグ&ワラビーの赤ちゃんに癒される

最初にやってきたのは、江戸川区自然動物園。

横山ルリカ リポーター:
張り紙があります。新型コロナウイルスの影響で5月6日まで休園ということです

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子供たちに大人気のレッサーパンダやフンボルトペンギンなど、小型の動物を中心に約60種類を展示するこの動物園。誰でも無料で入れるということもあって、常にたくさんのお客さんで賑わっていたが、現在は休園が続いている。

こちらの動物園からお届けするのは、2種類の赤ちゃんアニマル。

横山ルリカ リポーター:
いました!プレーリードッグの赤ちゃん、ご飯を食べていますね。かわいい〜

2020年2月に初めて巣穴から出てきた、オグロプレーリードッグの赤ちゃんたち。ちなみに名前はまだないそうだ。

横山ルリカ リポーター:
赤ちゃんの期間はどれくらいですか?

飼育員・河村早苗さん:
あと1~2ヵ月で、大きさ自体は(大人と)区別がつかないくらいになります。大人と区別できる期間はわりと短いです

続いての赤ちゃんアニマルは・・・

横山ルリカ リポーター:
ちょっと待ってください!飼育員さんに抱っこされてる…かわいいお顔が出てます! 

飼育員:
この子は人工哺育で育てているワラビーの赤ちゃんです

こちらは小型のカンガルーとしてお馴染みのベネットアカクビワラビーの赤ちゃん・ぽんずちゃん。1月にお母さんのお腹の袋から初めて顔を出したが、お母さんの体が小さく、子育てが難しそうだったため、飼育員が人工哺育している。

横山ルリカ リポーター:
今は閉園しているから(外を)歩いているんですか?

飼育員:
開園していたとしても、散歩などが必要なので

横山ルリカ リポーター:
そうなんですね。お子さんはこんな風に触れ合えたら喜びますよね。この期間で人見知りになることはない?

飼育員:
今も動物園のスタッフや業者さんなどが動物園に来るので、そういった方にもなるべく触っていただいたりして、いろいろな人に慣れてもらうようにしています

ちなみに、かわいらしい“赤ちゃんサイズ”が見られるのはあと1ヵ月ほどだという。

飼育員が撮影した“激カワ”映像

ここで、休園中の動物園で飼育員さんが特別に撮影してくれた最新映像をご紹介!

まずは、東京にある羽村市動物公園(4月30日まで臨時休園の予定)の赤ちゃんアニマルから。もふもふでまん丸のお尻に小さな尻尾。こちらは、2月に生まれた赤ちゃんヒツジのすぎなちゃん。

飼育員さんによると、すぎなちゃんは人なつっこい性格で、お客さんが戻って来る日を待ちわびているのだそう。

続いて、埼玉県の大宮公園小動物園(当面の間、臨時休園の予定)で生まれたのは…お母さんのお腹にしっかりと抱きついた姿がなんとも愛らしい、シシオザルの赤ちゃん・タンプーくん(2月生まれ)。

インド原産のシシオザルは絶滅危惧種に指定された動物で、タンプーくんの誕生は世界的にも貴重な出来事だという。

そして、東京の多摩動物公園(5月6日まで臨時休園の予定)で、みんなが首をなが〜くして待ち望んでいたのが…3月に生まれたキリンの赤ちゃん・ノンちゃん。

お母さんキリンのノゾミが27歳の高齢出産の上、小さめで生まれたので心配されていたが、元気に成長しているそうだ。

コアラ・ウシ・モルモット 日本初の超貴重な赤ちゃんアニマルも

続いてやってきたのは、3月3日から休園が続く埼玉県こども動物自然公園(当面の間、臨時休園の予定)。広大な敷地にキリンやカワウソ、カピバラなど、約200種類が展示されている。

中でも特に人気なのが、日本ではとても珍しいコアラ。しかも…

横山ルリカ リポーター:
今、背中によじ登っていますよ!あ〜かわいすぎる!

2019年の春ごろ、3頭の赤ちゃんコアラが誕生。今まさに、かわいい盛りを迎えている。

横山ルリカ リポーター:
自分でしっかりと葉っぱをつかんで、立派にモリモリ食べています

この動物園では、今年に入ってからもウシやモルモットなどの赤ちゃんが続々と誕生。

さらに、全国でもここでしか飼育していないという、超貴重な赤ちゃんアニマルが生まれた。

横山ルリカ リポーター:
目の上に白い眉毛みたいな模様があってかわいいですね~初めて見ました

その動物とは、アフリカ原産のキボシイワハイラックス。

ちなみにこちらは、赤ちゃんではなく大人。体長40cmほどだが、分類上はゾウに近い種類なのだという。

そして、2020年1月に日本で初めて誕生した赤ちゃんがこちら!

横山ルリカ リポーター:
あれもしかして、キボシイワハイラックスの親子じゃないですか?隣にいる2匹は赤ちゃんですよね?かわいい〜

キボシイワハイラックスは警戒心が強く、岩陰に隠れていることが多いそうで、今回、限られた時間で撮影できた超貴重な姿だ。

こうしてかわいい赤ちゃんアニマルが見られるのは、このような時期でも毎日、動物たちの世話をする飼育員さんたちのおかげ。全国の飼育員の皆さん、本当にありがとうございます!

紹介した動物園では、公式ホームページやSNSなどで、休園中の動物たちの様子を公開している。動物園に行くことはできなくても、自宅で動物たちのかわいらしい姿に癒されてみては?

「めざましテレビ」『ココ調』4月10日放送分より)

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