東日本大震災の後に生まれた「天国ポスト」
福島県いわき市。店の入り口に東日本大震災の後に生まれたポストがある。その名も「天国ポスト」。
この記事の画像(7枚)元郵便局長でポストの管理人の猪狩弘之さん。
猪狩弘之さん:
かけがえのない人へ思いを届けたいということで生まれたポストです
突然の別れへの悔しさ、伝えられなかった感謝の気持ち。これまでに2000通以上の手紙が寄せられた。
「なぜ私が助かってあなたがいってしまったのか。自分の運命を恨んだこともありました。辛すぎると涙ってでないものなのね」
猪狩弘之さん:
5年や10年で悲しみや苦しみが癒せるものでもないと思うし、人それぞれだから
「お母さんと話したり触れ合いたいです。この思い伝わってますか?天国に住むお母さんが幸せでありますように」
猪狩弘之さん:
大切な思い出は心に残し、悲しい時は悲しい、楽しい時は楽しい、素直にそういう心を表現しながら歩いて生きていってほしいなと思いますね
大切なあの人へ…その思いはきっと届いている。
(福島テレビ)