春の高校バレー岩手県大会注目校、男子の一関修紅。大けがをしたエースの思いを受け継ぎ、大会3連覇に挑みます。
闘志を“紅”に染め大会3連覇を狙う第1シードの一関修紅(男子)。春高では県内最多16回の優勝を誇る名門です。
チームをエースとしてけん引してきたのが3年生の七木田大輔選手です。
1年生だった2024年5月からレギュラーに抜擢され、春高やインターハイなど大きな全国大会に4度出場しました。
しかし3年生になった2026年5月、右ひざの前十字靭帯を断裂し、高校在学中の復帰は絶望的となりました。
七木田大輔選手(3年)
「またコートに立てるのかなという不安とか心配が一番に感じた」
今はリハビリを続けながら、審判やボール拾い、水分補給の用意などサポートに徹しています。最後の春高はコートの外から勝利を願います。
七木田大輔選手(3年)
「応援席からでも自分の思いが伝わるような応援をしていきたい」
その気持ちを受け、エースの活躍を誓うのが2人のアウトサイドヒッターです。
2025年から攻守の大黒柱を担ってきた3年生の内村大斗選手。打っては緩急自在のスパイクで高い決定率をマークし、守っては常に安定したレシーブでピンチをチャンスに変えます。
内村大斗選手(3年)
「ディフェンスを重点的に強化してきたので、ディフェンスからの自分たちのコンビバレーを展開してプレーしていきたい」
もう一人の攻撃の柱が2年生の柏琉生選手です。身長175センチとアタッカーとしては大きくありませんが、最高到達点はバスケットリングを20センチも上回る326センチで、チーム2番目の高さを誇ります。
柏琉生選手(2年)
「チームのみんなが自分に集めてくれるようなエースとして行動をして、最後は自分が決め切っていきたい」
そして、けがでコートに立てない七木田選手がアンケートに「1年の新たなオポジットを取り上げてほしいです」と書いていました。
攻撃に特化したポジション「オポジット」に入るのが1年生の高林愛世選手です。
七木田大輔選手(3年)
「まだ1年生だが、攻撃面に関しては自分よりも高いスキルを持っていると思う」
すでに最高到達点は323センチ。入学したときの体力テストでは、ハンドボール投げが38メートル(全国平均比+13.メートル)、立ち幅跳びが265センチ(全国平均比+ 26センチ)と、いずれも全国平均を大きく上回る数字を残しました。将来の大エースと目されています。
高林愛世選手(1年)
「誰よりも元気よく、そして攻撃はパワフルに、(七木田)大輔さんの分までしっかり頑張って、そしてチームの目標をかなえられるようにしたい」
先輩と一緒に宿してきた“紅の闘志”。1年生の急成長でチームは加速しています。
成田涼太主将(3年)
「3年間ずっと全国ベスト8になるんだという思いを込めて、毎日毎日練習してきたので、それを県予選から発揮して絶対に優勝したい」
目指すは大会3連覇。
戦う者も、思いを託す者も、部員37人が心を一つに決戦のコートへ向かいます。
