懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。熊本市の鶴屋百貨店で親しまれてきた『まわり菓子』です。惜しまれながら11月19日で販売を終了することになりました。
【中原理菜アナウンサー】「販売終了を惜しむかのように、まわり菓子のコーナーにはたくさんの人が訪れています」
【子ども】「なくなるから寂しい」
鶴屋百貨店・地下1階にある回転台に乗ったお菓子をグラム単位で販売するコーナー。鶴屋では『まわり菓子』と呼ばれていますが、正式名称は『スイートプラザGram』。
名古屋市の老舗菓子メーカー『松風屋』が1950年代に名鉄百貨店に導入したのが始まりです。
鶴屋への導入時期ははっきりとは分かりませんが、60年以上、愛されてきたといいます。なぜ販売を終了するのでしょうか。
【鶴屋百貨店食料品部 平山良太セールスマネージャー】
「一番の理由は施設の老朽化です。まわり菓子の機械を製造しているメーカーも存在しておらず、メンテナンスが難しくなってきている」
老朽化で、やむなく販売終了することに。「最後に、もう一度」と家族連れなどが買い物に訪れています。
【買い物客】「あめとかガムとかグミとか買ってもらった。なくなっちゃうから最後に買っておきたかった」「小さい頃、ここに来たらクルクルの所に行って帰るのは思い出。ばあちゃんと来たら、ちょっと多めに買ってもらえるとか」「絶対行かなきゃと思って子どもを連れて思い出づくりに来た」「娘たちを連れて来ていたのが思い出」
(今度はお孫さんと?)「はい。いくらになるのかしら…」
(店員)「3870円です」「孫たちが楽しんでいるからいい。喜ぶ顔が・・・」
松風屋によりますと、最盛期にはおよそ200カ所ありましたが、地方の百貨店の廃業などを背景に減少が続いていて、現在は全国で20カ所、このうち九州は5カ所ということです。
大人にとっては幼い頃の記憶がよみがえり、子どもたちにとってはワクワクが詰まった場所。販売は11月19日までです。
