私たちが普段町中でも見かける大型ビジョンなどを利用した屋外広告。デジタルサイネージと呼ばれる広告物が全国的に数を増やす中、この分野に新たに参入している業界がある。
■銀行内で様々な企業の広告放映
氏家彦斗記者:「銀行に入ると、窓口のすぐ近くで様々な広告が流れているのが目に入ります。今このデジタルサイネージが好調だということです」
今年4月からデジタルサイネージを本格的に開始したのは、福島市に本店を置く東邦銀行。県内外の全店舗にデジタルサイネージが設置され、窓口が開いている間15分に1回繰り返し広告が放映される。
東邦銀行営業統括課の田子吹武季(たごふぶき)さんは「当初予定していた募集枠というところを大きく上回る募集というところがございまして、改めて地域の皆さまの情報発信に対するニーズの高さというところを実感しております」と話す。
■広告料は安価に設定
広告料は、1エリア月額5000円から2万円と安価に設定されていることもあり、当初の想定を上回る反響があり、この半年で約160の企業が広告を掲載してきた。
東邦銀行の田子さんは「魅力的な商品やサービスを持っている企業様ですが、普段広告の方出されていない企業様たくさんいるんじゃないかなと」という。
■市場は年々拡大
デジタルサイネージ広告の市場は年々大きくなっていて、交通広告や店舗広告など2026年は1195億円と2年前の約1.3倍に拡大。2030年には1600億円を超える規模になると予想されている。
■広告掲載企業は…
OA機器の販売やサービス事業などを行う福島リコピー。4月から東邦銀行のデジタルサイネージに広告の掲載を始めた。
福島リコピーの渡辺あゆ美常務執行役員は「安定感のある信頼できる企業だけが出ていると思っていただけるのではないかなというところでは、他の媒体との違いを感じている」と話す。
■地域経済の活性化へ
東邦銀行は魅力ある企業を多くの人に知ってもらうことで、地域経済の活性化にもつなげていきたいと考えている。
東邦銀行の田子さんは「ご来店いただいたお客様と企業の皆様のビジネスのきっかけでしたり、利便性というところにお役に立てればとは思っておりますので、そういった所が最終的に地域経済の活性化に繋がっていくのではないかなと」と話す。
市場が拡大するデジタルサイネージ広告。地域を盛り上げる1つのデバイスとして大きな役割を担い始めている。
