富山県は29日、虐待などの行為が認められたとして、滑川市の事業所に対し、指定障害福祉サービス事業者の指定の取消処分を行いました。
処分の対象となったのは、滑川市北野の就労継続支援B型「あすなろ倶楽部」(定員20人)で、運営するのは、同じ所在地のNPO法人あすなろ倶楽部です。
県によりますと、管理者から利用者に対する虐待が認められたということです。虐待の内容は利用者の背中を叩く身体的虐待や暴言を吐くなどの心理的虐待、それに、工賃を意図的に支払わない、正当な理由なく遅らせるといった経済的虐待があったとされています。
さらに、サービス管理責任者を常勤で配置せず、個別支援計画の作成に関する業務が適切に行われていないにもかかわらず、所定の減算をせず、訓練等給付費を不正に請求して受け取っていたといいます。
このほかにも、虐待防止などに必要な体制の整備を求める運営基準にも違反していたほか、県の監査では、サービス管理責任者の勤務状況について、虚偽の内容を記載した資料を提出し、虚偽の答弁をしたということです。
処分は10月29日に行われ、指定取消の効力発生は12月1日です。
県は運営するあすなろ倶楽部に対し、利用者全員の意向を確認し、希望する人にはほかの事業所の利用を調整するなど、利用者の意向に沿ったサービスが適切に提供されるよう、市町村等と連携して指導するとしています。
