雪不足やスキー客の減少で閉鎖されたスキー場が観光施設として生まれ変わります。岡山県西粟倉村は大茅スキー場の跡地に1年を通じて山全体で遊べる施設を整備すると発表しました。
岡山県西粟倉村の青木秀樹村長らが会見で明らかにしました。
大茅スキー場跡地に整備されるのは「MOUNTAIN TRACK おおがや」です。スキー場の跡地と隣接するキャンプ場など約9.4ヘクタールを再整備するもので、全国でまちづくり支援などを手掛ける「カヤック」をはじめ3つの会社が設立した合同会社に村が事業を委託します。
施設の目玉は、ゲレンデの斜面を生かした全長330メートルのトラックコース。スケートボードやキックボード、BMXなどを使って、楽しむことができます。また、森の中には宿泊施設を整備し最大40人が宿泊できます。他にも、サウナや子供から大人まで楽しめる屋内アスレチックも設けられます。
総事業費は約10億円で国の交付金や「企業版ふるさと納税」などを活用し、村の財政負担を抑える方針です。
全国のスキー場は1998年の720カ所をピークに、2021年には440カ所まで減少。大茅スキー場も雪不足やスキー客の減少などで2022年3月で営業を終了しています。
雪のない季節にどう人を呼び込むかが全国的な課題となっています。
(西粟倉村 青木秀樹村長)
「新たな価値観、新たな楽しみを生み出す。そういうモデルにしたい」
施設は2028年春の開業を予定。初年度は年間約1万5000人の来場を見込んでいます。
