24日、「台風31号」が発生しました。10月中に台風31号が発生するのは“32年ぶり”だということだ。
台風31号は26日正午時点で、日本から南に離れた海上に位置していて、中心気圧980ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルで西寄りに進んでいる。今後発達し、「非常に強い」勢力となる見込みだ。
浅田麻実気象予報士が今後の進路と日本への影響を解説した。
■「秋の台風だから大丈夫というわけではない」
台風31号は、日本列島の南の海上のマーシャル諸島あたりに位置しており、30日から31日にかけて、グアムやサイパンに接近する見通しだ。
秋は「台風のエネルギー源」となる暖かい海が冷えてくる時期ですが、ことしは海の温度が高いことや、前線と合わさる影響で、「日本列島から離れていても大雨になる可能性がある」と浅田気象予報士は呼びかける。
浅田麻実気象予報士:秋の台風だから大丈夫というわけではないです。
過去には11月30日に和歌山県に上陸した例があり、地球温暖化の影響とみられるとしたうえで、「空気も海も暖かいため、台風が弱まらずに近づく可能性もある」と説明した。

■台風31号 今後の進路は?
台風31号の今後の進路について、スーパーコンピューターの予想では、北上したあと東の方向に進む可能性があるということだ。
浅田麻実気象予報士:南の海上では『偏西風』と呼ばれる強い西風が吹いており、この風に流されて日本にはあまり近づかないとの見立てです。
ただし、まだ先の予想のため、今後の最新情報に注意するよう呼びかけた。

■あす=27日午前には雨がほぼ上がる見通し
26日は、秋雨前線が西日本から東日本にかけて連なり、各地で大雨となっている。
浅田気象予報士によると、台風30号が25日夜に温帯低気圧になり、前線に取り込まれて“一体化”したということだ。
九州北部周辺では、1カ月から1.5カ月分の雨が降った所があったが、雨雲は東や南へゆっくり離れ、27日の早朝までには雨が上がる所が多くなる見込みだ。
ただ、南側には湿った空気が多く、紀伊半島や伊豆半島、房総半島などでは、狭い範囲で発達した雨雲が広がるおそれがあり、局地的な雷雨に注意が必要だという。
27日午前には、西日本を中心に晴れ間となるところが多くなる見込みだ。
前線が離れたあとは冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込み冷え込む地域が多くなるとみられる。

■台風は「温帯低気圧」になっても油断できない!?
ところで、「台風が温帯低気圧に変わった」といった表現がよくなされるが、そもそも台風と温帯低気圧は何が違うのか?
浅田気象予報士によると、台風は風速が「秒速17.2メートル」以上の低気圧で、暖かい海の水蒸気をエネルギーにする。台風は中心付近で激しい雨が降る。
温帯低気圧は、暖かい空気と冷たい空気の温度差をエネルギーにする。温帯低気圧は台風よりも雨の範囲が広がる。
浅田麻実気象予報士:雨雲の塊ということに違いはないんですが、「何を“主食”として成長しているか」の違いになります。
台風が温帯低気圧になっても、「危険な雨の塊」ということに変わりはなく、まとまっていた雨雲がばらけ、離れた所でも大雨の影響が心配されるということだ。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年10月26日放送)


