海星高校の男子生徒の自殺をめぐる裁判の控訴審が福岡高裁で始まり、男子生徒の母親は「息子は苦しみ続けて自ら命を絶った」といじめとの因果関係を認めるよう訴えました。
この裁判は海星高校の当時、2年生だった男子生徒が自殺したのは、学校がいじめの防止策を怠ったから、などとして両親などが学校側に約3200万円の損害賠償を求めたものです。
23日は福岡高裁で控訴審の初弁論があり、男子生徒の母親が意見陳述しました。
1審の長崎地裁判決は、(2026年6月)高校時代のいじめを認めず、学校側の安全配慮義務違反と死亡の因果関係を否定しました。
しかし、母親は「いじめなど複数の理由が重なって息子は苦しみ続けて自ら命を絶った」と述べ、自殺との因果関係を認定すべきと訴えました。
学校側はいじめを予見できる可能性はなかったと争う構えを見せています。
原告・男子生徒の母親
「今回の裁判はうちの子の裁判でもあるけど、海星で苦しんだお子さんたちすべてのことを思って必ず海星の非を認めさせなければならないと思っている」
原告側は次回、12月の弁論準備手続きで教育心理学が専門の大学教授の意見書を提出する考えです。
